Before1
既存のコンクリート塀がコの字型に設置されていますが、敷地地盤が奥の方で高くなっているので奥の方は地盤からの高さが20cm程度しかない状態でした。両隣からの目隠しと雑草の侵入防止の為、ブロック塀を既存コンクリート塀の上に嵩上げするご希望でした。また、住宅前の駐車場舗装とアプローチの施工がご注文内容。
Before2
裏の住宅に現在人が住んでいないせいもあって、雑草がかなり生えていました。除草を相当頑張って防草シートを敷いたりしていましたが、追い付かないとの事。実は、敷いた防草シートの上に土を載せていました。せっかく防草シートを敷いてもその上に土があるとその土で雑草の種が発芽・発根してしまいます。防草シートを敷いても防草シートの上に発芽・発根しずらいウッドチップ・砕石・火山礫等を敷かなければ、防草効果はあまりありません。
CAD図面1
門柱のデザインは、何度かえち合わせ変更をしてシンプルなジョリパット塗り門柱と角柱のデザインに決まりました。門柱部分をアプローチに沿ってハンディストーンを並べ花壇としました。除雪の雪は花壇に積み上げることによって植栽した草花の防寒になります。
CAD図面2
裏庭は、ハンディストーンを並べて4つの花壇を設置。いづれも花壇の外から手入れ出来る大きさにしています。通路部分は、防草シート+5号砕石。広場部分には、サークルペイブを設置して、新品枕木でベンチを2つ設置します。BBQ等を楽しむ場所として活用してくれればと思います。ACQ(防腐剤圧入処理材)で囲った家庭菜園も作ります。今回、設置しない物置も図面上に配置して、そのスペースをあらかじめ確保します。
After1
門柱のジョリパットは、施工時期が11月と寒冷期に入ってしまったので、来春5月に施工する事と致しました。アスファルト舗装をした事により、除雪が楽になり、砂利が歩道の方に流れていく心配もなくなりました。
After2
花壇はアプローチ・駐車場より勾配をゆるくしました。今回は、草花等の植栽は除いていますが、少しづつ植え込んでいくと良くなってくると思います。ジョリパットの塗装をすると、現在よりも格段に良くなります。
After3
ハンディストーンで囲んだ花壇は、牛ふん堆肥を充分入れて混合し、防草シート+ウッドチップとしました。当店では、よほど石が混ざっているとか、粘土分が非常に多いとかで無い限り、土の入れ替えをせずに牛ふん堆肥を漉き込む土壌改良をお勧めしています。苫小牧近郊では、植物の生えている表土や畑の土を入手するのは困難です。入手できるのは、黒土と言っても有機質が殆ど入っていない土です。堆肥などを漉き込まないと漉き込まないと植物は育ちません。逆にいうと、有機質を充分に混ぜてやると大抵の土は、植物を植える事が出来るようになります。
After4
通路部分は、防草シート+5号砕石としました。住宅回りで土が表面に露出しているのは、家庭菜園の部分のみとなりました。年に1〜2回の短時間の除草作業で済むようになりました。その分、植物を植えたり手入れをする時間がとれそうです。数年後に花いっぱいの庭となるのが楽しみです。